鉢上げ作業
このごろ、爽やかな風にのってふわりと飛ぶアゲハ蝶をよく見かけます。
連日、農園スタッフは総出で鉢上げ作業に取り組んでます。
鉢上げとは、地面に植わっている木を鉢植えにすることをさします。
園内にある苗場のオリーブ木が、かなり大きく成長しています。
苗場の様子
大きく育った苗木・・・日差しと海風をいっぱいに浴びて横同志で影を作る程に成長してきました。
鉢上げ作業は根を掘るので、枯れないために葉と枝をかなり剪定してあげる必要があります。
根が切られる分だけ、上もコンパクトに剪定してバランスを取ってあげるといった具合です。
左が剪定した木たち・・・。右がこれから剪定する大きく茂ったオリーブ木たち。
土がかなり固いので、地面からオリーブ木をほり取る作業も一大事です!
園の働き者の重機(パワーショベル)の登場です。
木の周辺の遠巻きを重機でほります。
そのあとは根を痛めてはいけないので、手作業です。スコップの登場です!
「手がめげる(だめになる)くらい、土が固い・・・」スタッフが土と向き合い、力を込めてほりとってゆきます。
そんな固い土にしっかり根をおろすオリーブ、命がみなぎっています。
鉢上げしたものは、しばらく園で管理して葉がふさふさに生え、整ったら商品“オリーブ樹”になります。
“オリーブ樹”の例。オリーブ鉢植え(品種:ミッション)です。
「 本当は剪定しない状態のまま、鉢にそのまま植えることができたらどんなにいいか・・・。」
農園ベテランスタッフの作業中のつぶやきです。
剪定前の木は長く伸びた枝にしげる葉が陽をうけて輝き、命にあふれた美しい形をしています。
来年ごろには、風に揺れるほどに枝葉をたくわえた美しい形になってくれることを期待しています。
良い芽がたくさんでますように!